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学生のみなさまが、いまよりちょっと楽しく賢くすごせるように

源氏物語 藤壺の里下がり ー超現代語訳ー

古典ってわかんないですよね。古典を理解するには、単語力・文法力はもちろんのこと、古典常識ってなるものも必要になってきます。でも、そこまで手が回らない人もいるかと思います。そこで、古典常識を、現代の常識に置き換えて、現代語訳する、「超現代語訳」をしてみました。古典って、なんだかんだ言って、どうしようもない話ばっかなんで、簡単に理解できるはずです。というより、話が単純すぎて、その後が想像できてしまう文章も少なくありません。こうした形で、古文の展開に慣れていくことは、問題を解く上でとても有用です。ただ、これだけでは、絶対に古典力はつかないので・・・。

今回は、源氏物語 藤壺の里下がり から

 

 

藤壺の宮(藤壺の義理の母だけど、まあ現在でこんなことはありえへんから、源氏の高校時代の友人ってことにしよう)が、なんか病気っぽくって、実家に帰省されたんっすよ。夫(藤壺の夫ってことね)が、ちょっと気にしちゃって、心配してるような様子をさ、見てるのに、源氏ってのはなかなかひどいやつで、藤壺がひさびさに地元に戻るから、これは2人で会うチャンス!とか思っちゃって。魂も浮かれちゃってさ、かとおもったらヒッキーになっちゃって、職場にいても家にいても、昼間はぼーとしてて、夕暮れになると、王命婦(共通の友人って設定で)にどうにか会わせてくれって頼むっていう、まあ自宅警備員のなりそこないみたいな生活を送ってたわけだ。

でさ、まあどうやったんかしらんけど、どうにかあったんだけど、会ったらまたそれはそれで辛いとか言いよって、もういい加減にしてくれよって感じ。

実は、昔に一回こういう怪しいことをしてたんだよ。で、宮も、こんなちょっとやばめのやつは罪悪感があって、もう絶対に会わない!!!!って決めたのに。とてもおとなしくて、ひどく疲れてそうな感じなのに、優しくてかわいらしくて、そうかといって近寄りやすすぎることもなく、奥ゆかしくて気品がある感じが、やはり普通の女とは違ってるのを、「どうして、ちょっとの欠点すら少しも混じってなかったのだろう」とか言って、なんかまた病んじゃった感じになったんだよ。

やっぱ、ずーと一緒にいたいのに、そりゃそんなことしちゃ夫にバレちゃうから無理。でも、また別れるのが辛いとか言って病んじゃう。(お前男だろ!!)

お逢いしても再び逢うことの難しい夢のようなこの世界なので 夢の中にそのまま消えてしまいとうございます

とか、ちょっと厨二病ちっくなこと言ってみたり。かとおもったら泣き始めて、藤壺も気の毒に思うしかなくて、

これまわりのひとにばれてねえ?大丈夫? この辛さが覚めない夢の中の事だったとしても心配だよ

藤壺がまいっちゃうのも当然で、さすがに源氏もやべーと思い始める。王命婦が、服とかを、取り集めて持って来た。(この2人があったことがぼくの手配によるってバレたら、立場的にやばいし。片付けて証拠隠滅!てか、世話やけるなー)

家に帰って、泣いてた。メールなども、例によって、御覧にならない感じなので、いつものことながらも、全く茫然自失で、職場にも姿を表さず、二、三日またヒッキーになってるので、また、「どうかしたのだろうか」と、心配されてるのも、恐ろしいと思ってた。

藤壺宮も、やはり実に情けなかったなと、嘆いていて、体調不良も加わって、早く家に戻ってくるようにとのメールが、しきりにあるが、ご決心もつかない。

本当に、気分が、普段のようじゃないのは、どうしたことかと。これはやべー。できっちまったな…って密かに思って、情けなく、「どうなることだろうか」と悩んだ。

暑いころは、ますます起き上がったりもしなくなった。妊娠三か月になると、妊婦であることがとてもよく分かるようになって、友人たちもそれに気づいていて、やーまじちゃんと避妊しとくべきだったわーって。他の人たちは、そんなことは知らないので、「妊娠3ヶ月になるまで夫に言わないのはなぜ?」と、疑問にお思う。でも自分だけはわかってるんだよね。

一緒に暮らしてる人たちは、どのような様子かわかってる。実家の家族や、命婦などは、変だと思うが、お互いに口にすべきことではないので、やっぱり、できっちまったかーって、命婦はあきれた。

夫に対しては、物の怪(一反木綿ってかんじらしいよ・・・現代じゃ無理があるけど、当時はこの一反木綿のせいで体調を崩すってまじめに考えてたんだからね!!)のせいで、すぐには妊娠とは言わなかったんだろうなって。周囲の人もそうとばかり思っていた。ますます夫がこの上なく愛しく思って、メールなどがひっきりなしにあるにつけても、そら恐ろしく、休まる時もない。

 

 

これで定期テスト対策完璧!?