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学生のみなさまが、いまよりちょっと楽しく賢くすごせるように

蜻蛉日記 超現代語訳

古典ってわかんないですよね。古典を理解するには、単語力・文法力はもちろんのこと、古典常識ってなるものも必要になってきます。でも、そこまで手が回らない人もいるかと思います。そこで、古典常識を、現代の常識に置き換えて、現代語訳する、「超現代語訳」をしてみました。古典って、なんだかんだ言って、どうしようもない話ばっかなんで、簡単に理解できるはずです。というより、話が単純すぎて、その後が想像できてしまう文章も少なくありません。こうした形で、古文の展開に慣れていくことは、問題を解く上でとても有用です。ただ、これだけでは、絶対に古典力はつかないので・・・。

今回は、蜻蛉日記 なげきつつ ひとり寝る夜 から

 

 

 

 

 

(バックグラウンドとして、兼家と作者は結婚し、子どもが生まれたのだが・・・)

子供が生まれた年の9月、兼家が仕事で家にいない時に、iPhoneをおいていったので、なんとなくホームボタンを押してみると、ロックが掛かっていない。すると、女に送ろうとして、下書きとして保存してあるメールがあった。驚き呆れ、せめて見たことだけでも夫に気づかせようと、そのメールに続きを打っておいた。

 

疑わしいことです。

他の女に送ろうとしていたメールからすると

こちらへのラインは減ってしまうのでしょうか。

 

・・・などと思っているうちに、案の定十月の末ごろに、 三夜続けて家に帰ってこないときがある。 平気な顔をして、 「しばらく留守にしているうちに・・・」 などと思わせぶりなことを言う。

ここから夕暮れ方に、 「会社でどうしても避けられない付き合いがあったのだ」 と言って出ていくので、不審に思ってあとをつけて様子を見ると、

(原文では、家人に見に行かせている) 町の小路に、車を止めるのを見た。

思った通りだ、と全く嫌なことだと思うけれども、 言ってやる術も分からないでいるうちに、 二・三日ほどして、夜明け前の頃に門をたたく音がした。

来たのであるようだと思うけれども、気が進まなくて門を開けさせないでいると、 例の家と思われる所に行ってしまった。

翌朝、このままでは済ましておけないと思って、 嘆きながら一人寝る夜が明けるまでの間は、どれほど長いものであるかお分かりになるでしょうか。 戸を開ける間さえ待ちかねるあなたにはお分かりにならないでしょうね。 と、いつもよりは改まって打ち込んで、ラインを送信した。

返信は、 「夜が明けるまで待っても、戸を開けるまで様子を見ようと思ってのだが、急な用事が入ったので。全くもっともなことです。本当におっしゃるとおりです。冬の夜は明けずにつらいものですが、その夜でもない真木の戸も、なかなか開けてもらえないのはつらいものなのですね。」と

それにしても、気が知れないほど平気な顔で通ってくるのは、 しばらくの間でも、こっそり隠している様子で、 会社などといって取り繕うのが当然であるのに、いっそう不愉快に思うことが、 果てもなく続くのであったよ。

 

 

間違っても、これで勉強はしないようにしてくださいね。